採用率ランキング概要
現行の最新弾・強化拡張パック「新たなる試練の向こう」発売後の環境で開催されたチャンピオンズリーグの上位入賞デッキのカード別採用率等をまとめてみました。
デッキ構築の際に参考になればと思います。
対象大会
- 5/5 愛知大会
- 5/14 岡山大会
- 5/20、21 千葉大会
- 5/28 大阪大会
対象デッキ
公式ページに公開されているチャンピオンズリーグ上位入賞の80デッキを対象としています。
公式ページ:デッキレシピ
調査方法
対象カードを採用しているデッキが80デッキ中いくつあるのかを数えて、割合を出してます。
追加情報として採用総数と採用デッキの平均採用枚数も記載しております。
採用率ランキングは上位20位まで紹介します。
採用率ランキング
それでは早速1位から発表していきます。
1位:N(エヌ)
- 採用デッキ数:80(100%)
- 採用総数:173枚
- 平均採用枚数:2.2枚
堂々の1位はサポートカードのNです。採用率100%と、入賞されたデッキ全てにもれなく採用されています。
序盤は普通のドローソースとして、後半は逆転のキーカードとして活躍します。
採用枚数はデッキによってまちまちですが、2~3枚程度採用されている場合が多いです。
2位:フラダリ
- 採用デッキ数:79(99%)
- 採用総数:127枚
- 平均採用枚数:1.6枚
2位は再びサポートカードです。採用デッキ数は79と1つのデッキを除いてすべてのデッキに採用されています。
相手のベンチポケモンを指定し、強制的にバトル場に引きずり出す強烈な効果です。勝負を決める際によく使われるカードですね。
ちなみに唯一採用されていなかったデッキは愛知大会の「ルガルガンGXデッキ」です。ルガルガンGXの特性が「フラダリ」と同じ効果を持ってます。
拡張パック3弾「光を喰らう闇」で同じような効果の「グズマ」が登場するため、採用率は下がりそうです。
3位:バトルサーチャー
- 採用デッキ数:78(98%)
- 採用総数:302枚
- 平均採用枚数:3.9枚
3位はグッズのバトルサーチャーです。採用率の高さはもちろん、注目なのは採用枚数ですね。採用されているほとんどのデッキでは4枚積まれています。
トラッシュにあるサポートカードを手札に加えることが出来、状況に合わせて好きなカードを使えるという圧倒的な汎用性を誇ります。
最近発売された商品の中だと、「XY BEST ハイクラスパック」でのみ入手が可能です。ちなみに私はまだ1枚も持っていないので、すごく欲しいです。
4位:プラターヌ博士
- 採用デッキ数:78(98%)
- 採用総数:272枚
- 平均採用枚数:3.5枚
4位(採用率は同率3位)は、みんな大好きプラターヌ博士です。
山札から7枚ドローと、他のカードゲームから移行してきた時はその圧倒的ドロー効果に驚愕しました。
最近の商品の中だと「ジガルデEXデッキ」に4枚入っているので、手っ取り早く揃えたいときはオススメです。
5位:ハイパーボール
- 採用デッキ数:77(96%)
- 採用総数:298枚
- 平均採用枚数:3.9枚
5位はハイパーボールです。このカードもバトルサーチャ同様に採用枚数が多いカードです。
デッキから好きなポケモンを手札に加えることが出来るため、このカードもあらゆるデッキに採用されます。採用されていなかったデッキは「ニンフィアGX」や「ダークライGX」等の他にサーチ手段があるカードを主力としたデッキでした。
このカードはほとんどのスターターに入っているので、入手難易度は低めです。上記「ジガルデEXデッキ」にも4枚入ってます。
6位:カプ・テテフGX
- 採用デッキ数:70(88%)
- 採用総数:132枚
- 平均採用枚数:1.9枚
来ました。カプ・テテフGXさんです。サポートカードやグッズではなく”ポケモン”でこの採用率の高さは驚愕ですね。
ベンチに出た時に山札から好きなサポートカードを持ってくることが出来る超便利なポケモンです。ダブル無色1枚で発動できるワザも中々の攻撃力があり、戦力としても役に立つすごいカードです。
そのあまりの便利さ故にシングル価格3,000円程度と、お値段も凄いことになってます。
ちなみに収録パックは比較的最近発売された「アローラの月光」です。ルガルガンGXも入っているので、狙ってみるのもいいかもしれません。
アローラの月光 駿河屋通販
価格:3,898円 (税込) 送料無料
7位:シェイミEX
- 採用デッキ数:64(80%)
- 採用総数:121枚
- 平均採用枚数:1.9枚
またしてもポケモンのシェイミEXです。
ベンチに出た時に手札が6枚になるまでカードを引くことが出来る便利なヤツです。カプ・テテフGXと合わせて、デッキを回す役目を持っています。
こちらもカプ・テテフGX同様にシングル価格3,000円程度と凄いことになっちゃってます。入手方法は「XY BEST ハイクラスパック」からです。
8位:かるいし
- 採用デッキ数:61(76%)
- 採用総数:127枚
- 平均採用枚数:2.1枚
8位はかるいしでした。ポケモンのどうぐとしては採用率1位です。
ついているポケモンのにげるコストがゼロになる、便利なカードです。1~7位の強烈なカード群と比べると、割と落ち着いた感じのカードです。
収録されているパックが発売されたのが大分前になるため、今ではシングル以外の入手は難しそうです。
9位:フィールドブロアー
- 採用デッキ数:56(70%)
- 採用総数:70枚
- 平均採用枚数:1.3枚
9位はグッズのフィールドブロアーです。
スタジアムかポケモンのどうぐをはがすことが出来る効果です。「スカイフィールド」や「巨大植物の森」などの戦略の起点になるスタジアムをはがして、相手の行動を妨害することが出来ます。
大会レベルのデッキでは必要かもしれませんが、私のような始めたばかりの初心者ではまだその強さを実感できないです。
10位:ダブル無色エネルギー
- 採用デッキ数:54(66%)
- 採用総数:193枚
- 平均採用枚数:3.6枚
10位は特殊エネルギーのダブル無色エネルギーです。
1枚で無色エネルギー2個分になるエネルギーです。1ターンに1枚ずつしかエネルギーを付けることが出来ないポケモンカードにおいて、1枚で2個分というこのカードは非常に強力です。無色エネルギー2個で発動できるワザが重宝されるのは、このカードの存在故ですね。
いろいろなスターターや拡張パック「コレクション サン」や「20th Anniversary」等に入っているので、入手難易度は低めです。
11位:こだわりハチマキ
- 採用デッキ数:54(66%)
- 採用総数:97枚
- 平均採用枚数:1.8枚
11位はポケモンのどうぐのこだわりハチマキです。
EX、GXに対してのワザのダメージが+30される強力な効果を持っています。GXやEXポケモンはほとんどのデッキの主力として据えられているため、かなりの確率で刺さる一枚です。
12位:アセロラ
- 採用デッキ数:48(60%)
- 採用総数:48枚
- 平均採用枚数:1枚
12位はサポートのアセロラです。強化拡張パック「新たなる試練の向こう」のカードでは1位です。
ダメカンの乗っているポケモンを手札に戻せる効果です。「AZ」とは違い、ついているエネルギーやポケモンのどうぐも一緒に手札に戻るのは便利です。
13位:バトルコンプレッサー
- 採用デッキ数:45(56%)
- 採用総数:114枚
- 平均採用枚数:2.6枚
13位はグッズのバトルコンプレッサーです。
好きなカードを山札からトラッシュに送れるので、「ダークライGX」や「よるのこうしん」などのトラッシュを活用するデッキで多く採用されています。また、「バトルサーチャー」との相性も非常に良いです。
14位:オカルトマニア
- 採用デッキ数:40(50%)
- 採用総数:50枚
- 平均採用枚数:1.3枚
14位はサポートのオカルトマニアです。14位でようやく採用率が50%となりました。
相手のポケモンの特性を封じる、妨害カードです。攻撃の起点となる特性以外にも「カプ・テテフGX」や「シェイミEX」などの採用率が高いカードの特性も封じることが出来るため、活躍出来るタイミングは思ったよりも多そうです。
「XY BEST ハイクラスパック」のSRは非常に人気が高く、6,000円くらいするようです。すごい。。
15位:レスキュータンカ
- 採用デッキ数:40(50%)
- 採用総数:44枚
- 平均採用枚数:1.1枚
15位はグッズのレスキュータンカです。
トラッシュのたねポケモンを手札か山札に戻すことが出来ます。「カプ・テテフGX」を使いまわせるのも良いですね。
16位:クセロシキ
- 採用デッキ数:26(33%)
- 採用総数:26枚
- 平均採用枚数:1枚
16位はサポートのクセロシキです。採用率は一気に下がって33%と、全体の3分の1程度になりました。
場のポケモンの「ポケモンのどうぐ」か「特殊エネルギー」をはがすという妨害効果です。多くのデッキで採用されている「ダブル無色エネルギー」もはがすことが出来ます。
17位:闘魂のまわし
- 採用デッキ数:25(32%)
- 採用総数:44枚
- 平均採用枚数:1.8枚
17位はポケモンのどうぐの闘魂のまわしです。
たねポケモン限定ですが、HPと攻撃力を増強することが出来る強力などうぐです。たねポケモン限定ということで、採用されているデッキは「ダークライ」や「カプ・ブルルGX」などのたねGXが主力のデッキに多く採用されています。
18位:ちからのハチマキ
- 採用デッキ数:19(24%)
- 採用総数:36枚
- 平均採用枚数:1.9枚
18位は再びポケモンのどうぐのちからのハチマキです。
ワザのダメージが+20される攻撃的などうぐです。ちなみに、採用されている19デッキのうち、12デッキが「ボルケガメス」です。
19位:ウソッキー
- 採用デッキ数:19(24%)
- 採用総数:19枚
- 平均採用枚数:1枚
19位はポケモンのウソッキーです。久しぶりのポケモンです。というか、「カプ・テテフGX」、「シェイミEX」を除くと唯一ランクインしたポケモンです。
ウソッキーは相手のベンチに出せるポケモンの数を4匹にするという妨害効果を持っています。「スカイフィールド」を採用して、ベンチポケモンを並べる「MレックウザEX」デッキの対策として突き刺さる1枚です。尚、「スカイフィールド」が出ている状態でも、ウソッキーの特性が優先されるようです。
20位:鍛冶屋
- 採用デッキ数:17(21%)
- 採用総数:60枚
- 平均採用枚数:3.6枚
最後です。20位はサポートの鍛冶屋でした。
トラッシュの炎エネルギーを自分のポケモンにつける効果です。ボルケニオンEXのエネルギーをトラッシュして攻撃力を上げる効果と非常に相性が良いです。ちなみに採用されているデッキはほぼ「ボルケガメス」デッキです。
まとめ
採用率上位20位の紹介は以上となります。
なんというか、まぁほぼ当然のような結果に落ち着いた気がしますね。最新弾のカードとしては「アセロラ」のみになりました。
ちなみに20位以降は「ガマゲロゲEX」、「ボルケニオンEX」、「バクガメスGX」などの主力ポケモン勢が登場し出します。また機会があればそのへんの紹介もしていきます。
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